ツトガ科・メイガ科-2

 クロモンキノメイガ

 2005年3月21日
 呉市


 この蛾の幼虫はダイコン、パセリ、マメ類、セロリ、スミレ、マリーゴールドなどたくさんの種類の植物を食草にして育つようです。
 茶褐色の地味な翅、判然としない斑紋、その上開は20mm足らずなので、とまっていても今まで気を付けて見ることがありませんでした。 
 クロズノメイガ

 2005年5月15日
 広島県廿日市市


 黒と薄黄色の模様の美しい、開長20mmほどの小さなノメイガの仲間です。
 幼虫はヘクソカズラを食草としています。
 キアヤヒメノメイガ

 2005年5月15日
 広島県廿日市市


 これも小さなノメイガの仲間で、開長は16mm程度です。
この子の場合、鱗粉が剥げてしまったようで、本来はもっと幾何学的な紋様の美しい蛾です。
良く似た種類にシロアヤヒメノメイガがいます。
 ホソスジツトガ

 2005年6月9日
 広島市安佐北区


 体長僅か8ミリ程度の小さな蛾ですが、真っ白な翅に黄色の帯を持つ綺麗な蛾です。
あまりに小さいので、撮影に苦労しました。
 ギンモンミズメイガ

 2005年6月17日
 広島県北広島町

 白地に黄色〜薄茶色の斑紋の美しい小さな蛾です。
開長は僅か15〜18mm程度です。
 幼虫は水生植物のヒルムシロの仲間を食べて育つそうです。
 ツトガ

 2005年6月22日
 広島県安芸太田市


 パッと見は藁クズがくっついているように見えますが、近づいて良く見ると綺麗な斑紋が見えます。
 体長は12〜15mmくらいの細くて小さな蛾です。
 モモノゴマダラノメイガ

 2005年6月19日
 三原市


 山吹色の地に黒い小斑紋を散らした小さな蛾です。
同じ種でありながらモモやリンゴなどの果樹の食するタイプと、マツ科の植物を食べるタイプとがいるようです。
開長は22mm程度です。
 カシノシマメイガ

 2005年6月7日
 広島県北広島町


 名前のとおり、お菓子や穀物などを食べて育つ蛾で、特に貯蔵穀物を食害するので、嫌われ者になってしまっています。
 開長は20〜25mm程度、翅の紋様は面白いと思うのですが、家に棲み付かれるとちょっと嫌かなという蛾です。
 キボシオオメイガ

 2005年6月17日
 広島県北広島町


 白地に黄橙色の斑紋がまるで子供の落書きのようで面白い。
前翅長は10mm程度、食餌植物は不明です。
 モンスカシキノメイガ

 2005年6月28日
 広島県庄原市


 薄い黄色みがかった翅に黒褐色の斑紋があります。
後翅の斑紋は前翅のようにはっきりとしていません。
開張28mm、食餌植物は不明。