シャクガ‐6

 オオハガタナミシャク

 2005年4月6日
 呉市

 オオと名前が付いていますが、開長25mmくらいの大きさです。
黒褐色の地色に白と黄土色の斑紋が面白い、綺麗な蛾です。
自宅周辺のノブドウやヤブガラシで育ったものと思われます。
 ツマキエダシャク(?)

 2005年5月3日
 広島県庄原市

 この蛾の同定については全く自信がありません。
7月頃に出現する蛾のようですので、この個体が本当にツマキエダシャクなのか疑問の残るところです。
 ただ、最近他の種類の蛾でも、言われている出現時期と違う時期に観察、撮影されているものもいるそうです。
 コアヤシャク

 2005年5月15日
 山口県美東町


 シャクガ科アオシャク亜科の美しいシャクガです。
灰茶色で統一されたの波状の帯紋に目を惹かれました。
良く似た蛾にウスアオアヤシャクやオオアヤシャクがいます。
開長は40mm足らず、ハギを食餌植物としています。
 ウスキツバメエダシャク

 2005年5月15日
 広島県廿日市市


 ツバメエダシャクの仲間には似通ったものが多く、いつも大変迷ってしまいます。5月の時期に姿を現すのは、本種の第1化とコガタツバメエダシャクですので、大きさと色や形の違いで判別しています。
開長は40〜50ミリ程度、食樹はブナ科、ニレ科、マメ科、モチノキ科など多彩。
 クロクモエダシャク・雄

 2005年5月15日
 広島県廿日市市

 ヒノキを食樹としているシャクガで、開長は40mm前後、茶色の翅に黒褐色の帯紋が目立ちます。
名前のクロクモはこの黒い帯紋を雲に見立てたものでしょうか。
 ハミスジエダシャク・雄

 2005年5月15日
 広島県廿日市市


 翅の波状模様の複雑なシャクガで、開長は50mm程度の大きさです。この子は櫛状の美しい触角を持っていました。
幼虫はマツ、コナラ、アカメガシワなどを食樹とします。
 ナミガタエダシャク

 2005年5月19日
 山口県玖珂町


 これも波状の紋様の美しいエダシャクの仲間で、開長は40mm前後です。幼虫はソメイヨシノ、ウメ、コナラ、マサキ、エノキなど、幅広い樹木の葉を食べて育ちます。
 ウスオエダシャク

 2005年5月19日
 山口県玖珂町

 翅の茶色の地色が、面白い形に濃淡で二分されたシャクガです。
特徴のあるこの模様は一度見ると、次からは見間違えることがなさそうです。
この子は翅内側の2本の帯紋が不鮮明ですが、くっきりとした個体が多いようです。
 開長は30mm程度で、幼虫はマメ科の植物を食草としています。
 ヨコジマナミシャク

 2005年6月9日
 広島県北広島町


 遠出する際には、高速道路のトイレは絶好の蛾の探索場所になっていますが、デジカメをもってトイレをウロチョロするのは、かなり勇気がいるというか、難しいのが難点です。
 この蛾もトイレの手洗いの前側の壁面にいました。翅の縞模様の面白さとともに、腹端を思いっきり持ち上げて頭部に届きそうなポーズはユーモラスです。
 ツマキシロナミシャク

 2005年6月9日
 広島県北広島町


 体と前後翅の縁がほんのりと黄色い綺麗なナミシャクです。
開長は30〜35ミリ程度です。