シャクガ‐7


 キオビベニヒメシャク

 2005年6月9日
 広島市安佐北区

 白っぽい翅に赤紫色の帯と細かな小斑を持つ小さなヒメシャクです。
画像では大きく見えますが、開長は15ミリに足りない蛾です。
 ソトシロオビナシャク

 2005年6月9日
 広島県北広島町


 漣のような色の帯が幾つも連なっている翅の紋様が美しい蛾です。
翅には黒、白、褐色、トーンの押さえ気味の緑と様々な色が見えてきて、その複雑さに思わず見入ってしまいます。
これも開長が15ミリ程度と小さく、個体変異も大きいと聞きます。
 クロスジアオナミシャク

 2005年6月9日
 広島県北広島町

 緑色の翅に黒い斑紋を持つ、開長10ミリ少々のこれも小さなナミシャクです。
小さいですが、少し光沢緑色の翅は美しく、良く目立ちました。
食餌植物はイタドリの花やムラサキシキブの花だそうです。
 フタモンコナミシャク

 2005年4月9日
 広島県安芸太田市


 なかなか正体が掴めず、「みんなでつくる日本産蛾類図鑑」さんでお聞きしたところ、
フタモンコナミシャクと判明しました。
 開長20ミリ程度の山の春のナミシャクです。
 三段峡でも大発生していました。
 ギンバネヒメシャク(左) オオボシハイスガ(左)
 (ヒメシャク亜科)        (スガ科)

 2005年6月9日
 広島市安佐北区

 ギンバネヒメシャクは開長30ミリほどの大きさでした。
それと比較するとオオボシハイスガの大きさがどの程度か良くわかります。
オオボシハイスガは体長10ミリあるか無いかの小さな蛾ですが、体の黒斑が面白い蛾です。
 マエキオエダシャク

 2005年6月17日
 広島県北広島町


 エダシャクの仲間には微妙な形や斑紋の違いで、種類の違う蛾がたくさんいるので、
同定にはとても迷ってしまいます。
また、同じ種類の蛾でも個体変異の大きなものにはいつも悩まされてしまいます。
 このマエキオエダシャクもそのひとつでした。
 開長は25mm程度、幼虫はモチノキ科の植物を食べて育つようです。
 ハグルマエダシャク

 2005年6月17日
 広島県北広島町


 6月いろんな場所で、色や斑紋の微妙に違うこの蛾をいろいろな場所で目撃しました。
 開長は30mm内外、この蛾もモチノキ科の植物を食餌植物とするようです。
 ナカジロナミシャク

 2005年6月17日
 広島県北広島町


 黒と濃淡のある褐色、そして白で構成された、シックでお洒落な感じのする蛾で、
見つけたとき暫く見とれていました。
 開長は25mm程度です。
 ツマトビキエダシャク

 2005年6月17日
 広島県北広島町


 開長40mm程の中型のシャクガです。幼虫はクワを食餌植物としています。
 6月半ば頃から羽化を始めるようで、SAの植え込みの中にたくさんの個体が見られました。
 
 オオシロエダシャク

 2005年6月17日
 広島県北広島町


 白地に黒と黄色のハッキリしたデザインで遠くからも目立つ蛾です。開長は50mm程度と大きいので、
一層目立つような気がします。