シャクガ-10


 ケブカチビナミシャク

 2005年11月3日
 広島県北広島町


 開長12〜13mmと小さく、かなり地味な感じがしますが、翅の波様の斑紋の面白い蛾です。
 幼虫はセンニンソウの蕾やタラノキの花を食べて育ちます。
 シロシタトビイロナミシャク

 2005年11月3日
 広島県北広島町


 赤褐色の特徴の無い翅を持った蛾です。
開長は20〜30mm、シロシタの名のとおり、後翅は白っぽい色をしています。
 食餌植物はアカマツです。
 ナカジロネグロエダシャク

 2005年11月3日
 広島県安芸太田市


 最初ウスイロオオエダシャクと勘違いしていました。
それにしても発生時期がおかしいなぁと思い、家に帰って調べたところ
明らかにウスイロオオエダシャクとは斑紋が違っています。
 正体が掴めなくて、蛾飢道談話室でお聞きしたところ、秋のシャクガ、
ナカジロネグロエダシャクと判明しました。
 開長は40mmくらいでした。
 クロスジフユエダシャク

 2005年12月1日
 岡山県新見市大佐


 高速道路SAのトイレの中に迷い込んでいました。
今シーズン初の冬尺蛾との出会いで嬉しかったのですが、トイレの中での撮影はさすがに少々気が引けます(^^;

 冬尺蛾は華奢で繊細なものが多く、とても魅力的です。 
 チャバネフユエダシャク

 2006年1月2日
 呉市


 市街地中央部の病院裏で見つけました。
中心街とはいえ、周囲には公園や公共施設が多く、600m程度の山の裾野にあたりますので、蛾もよく見かけます。
 ゆっくり散策してみたい場所です。
 シロオビフユシャク

 2006年1月14日
 呉市

 上のチャバネフユエダシャクと同じ場所、同じ時間帯に発見しました。
かなり離れた場所からの撮影でしたので、その時にはフユシャクの仲間としか判りませんでした。
 この蛾はクロバネフユシャクと良く似ていて、大きさや触角の形で判別できるそうです。
 この個体は背景のブラインドの幅から類推して前翅長が20〜22mm程度ですので、シロオビと判定しました。
 (クロバネは前翅長は13〜19mm程度)
 ウスバフユシャク

 2006年1月4日
 呉市


 自宅の網戸に張り付いていましたので、早速家の中に入ってもらって撮影。
 肉眼で見たときにはもっと白っぽい色合いでしたが、PCに落としてみたらかなり濃い目に撮れています。
 ついでにお腹側からも撮ってみました。
一応住宅街なので、こんなところでも見ることができるのかと驚いています。
 ナカオビアキナミシャク

 2005年12月1日
 岡山県新見市大佐


 晩秋〜初冬に現れる可憐なナミシャク。
開長は20〜30mm程度で、幼虫はリョウブを食べて育ちます。
 スモモエダシャク

 2005年8月2日
 長野県高峰高原


 開長40〜45mm程度の大きなエダシャク。
かなり擦れた個体でした。
スモモエダシャクは個体変異が大きいらしく、まるで別種のような斑紋のものがいます。
幼虫の食餌植物はマツ科、ブナ科、ハンノキ科、バラ科、ヤナギ科と広範にわたっているようです。
 ホソウスバフユシャク

 2006年3月7日
 呉市


 冬尺蛾の中では、一番遅く出てくる冬尺蛾のひとつです。
この蛾が出てくると春が近いなぁと感じます。
開長は15mm内外、食餌植物はブナ科やバラ科など。