シャクガ-11


 コナミフユナミシャク

 2006年1月17日
 呉市

 2日ほど前、ボロボロの冬尺♀らしき蛾を見つけ、それを再度探しに出かけたところで見つけました。
オオナミフユナミシャクと似ていますが、こちらは標高の低い地帯に棲息しているそうです。

 その後正体不明の冬尺♀は、ボロボロに擦れたアキナミシャクと判明しました(汗)
 クロバネフユシャク

 2006年1月13日
 呉市

 これも冬に羽化する、冬尺蛾です。
シロオビフユシャクによく似ていますが、こちらのほうがやや小ぶりで、翅色も黒っぽく、
前翅外縁部近くの白い斑が目立ちます。
前翅長は13〜19mm程度です。
 シモフリトゲエダシャク

 2006年2月24日
 呉市


 冬尺蛾の中ではもっとも大きく、この個体も前翅長が28mmもありました。
 食餌植物はヤナギ科、ブナ科、バラ科と幅広く、出現時期も12月終〜3月初旬と冬尺蛾の仲間では
比較的長い期間見ることができます。
 オカモトトゲエダシャク

 2006年3月23日
 広島県北広島町


 ずんぐりした体と、Tの字に見える翅、とても蛾には見えませんが、れっきとした蛾の仲間です。
 とまるときにはまるで扇子を閉じるように翅を折りたたむでので、こんな面白い格好をしています。
 食餌植物は、クルミ科、ブナ科、ニレ科、バラ科、ツバキ科、リョウブ科、マメ科、クロウメモドキ科など。
 
 トビモンオオエダシャク・雄

 2006年2月22日
 呉市


 これでも飛べるのかと思うくらいずんぐりむっくりのシャクガです。
下の画像は死んだふりをしているところをひっくり返して撮りました。
この個体の開長は58mmで、綺麗な櫛型の触角を持っています。
雌は翅色が灰白色で開長も80mmほどあります。
 オオノコメエダシャク

 2005年11月3日
 広島県安芸太田市


 10月〜11月に現れる晩秋のシャクガ。
開長50〜60mm程度、食餌植物はキブシなどです。
大きく翅を広げ、腹端をくるりと曲げた独特のポーズでとまります。
 ヒロバトガリエダシャク・雄

 2006年3月24日
 呉市


 春を代表する中型のエダシャクです。
「ホソバトガリエダシャク」と酷似しますが、たまたま一日違いで両種を見ることができたので、
それぞれの持つ印象が全く違っています。
 前翅は灰色っぽく、外側の横条が比較的乱れない、また下翅の色が白っぽく見えます。
 下の画像は上と同一個体の腹側の画像です。

食餌植物はクヌギ、ケヤキ、サクラ、ツツジなど。
 ホソバトガリエダシャク

 2006年3月23日
 広島県北広島町


 「ヒロバトガリエダシャク」と酷似していますが、前翅の色合いにピンク色が混じっていること、
外側の横条が前縁部近くで大きくずれている、下翅の色がやや褐色を帯びているという違いがあります。

 食餌植物はクヌギ、コナラなどブナ科やリンゴ、ヤマツツジなど。
 アトジロエダシャク

 2006年3月23日
 広島市安佐北区


 とまり方だけを見て、シャチホコガかヤガの仲間と思い込んでいました。
調べてみると、春定番の尺蛾でした。
開長は40mm程度、中型チ種です。
幼虫の食餌植物はブナ科、ニレ科、バラ科、カエデ科、クルミ科、ミズキ科など。