セセリチョウ科-IV


 オオシロモンセセリ

 2012年4月
 沖縄県


 前回の遠征で出会えなかったセセリ。
ゲットウを食草とし、食草の近くにいる事が多いと聞いていたので、
ゲットウのある場所を手当たり次第探した。
 オキナワビロードセセリ

 2012年4月
 沖縄県


 林の中の道脇の樹上でテリトリーを張っているのを見つけた。
とても攻撃的で蜂なども追尾していた。
後翅の白条がとても目立つので、すぐに本種と判った。
クロヨナを食草としている。
 ユウレイセセリ

 2012年4月
 沖縄県


 全く判別眼の無い私にはチャバネセセリと区別が付かない。
同行されたWさんにご教示いただいた。
※Wさん、ありがとうございます。
 バナナセセリ

 2013年6月
 沖縄県

 国内最大のセセリ。1970年初めにベトナムから持ち込まれた外来種。
昼間にはあまり活動せず、夕方や早朝に飛び廻り、バナナの花などで吸蜜する。
幼虫はバナナの葉を巻いて巣を作る。(画像・下は幼虫)
 キバネセセリ

 2013年7月
 山梨県

 
セセリチョウとしては大型種。ハリギリを食草とする。
画像・上は雄、画像・下は雌。
中国地方では、観察の記録はあるが、数は少ないらしく
地元産は見たことが無い。
 コウトウシロシタセセリ

 2013年10月
 沖縄県


 焦茶色を基調とする翅に後翅の白色部分が目立つ。
画像・上は前翅の白斑が大きめなので雌ではないかと思う。
画像・中と下は雄と思われる。
画像は全て、別個体。
過去2回の遠征では、会うことが叶わなかったが、
今回初めて撮影することができた。
 カラフトセセリ

 2014年6月
 北海道
 

 近年(1999年)、国内に侵入した外来種。
飼料として輸入された牧草に卵が付いていたらしい。
薄いオレンジ色の翅の愛らしいセセリ。
撮影日の朝、同じポイントを訪れた時には、いなかったが、
昼頃、再訪問したら、2頭確認できた。
どうも羽化当日に当たったらしい。
 カラフトタカネキマダラセセリ

 2014年6、7月
 北海道


 画像は全て別個体で、雄。
タカネと名がついているが、それほど高標高に生息するわけではないようだ。
食草イワノガリヤスなどの生える、林道や渓流沿いに見られる。
小さくて敏捷なので、慣れないとすぐに見失ってしまう。
見た目、本州に生息するタカネキマダラセセリより、さらに小さい気がした。
小さい花にぶら下がって吸蜜する姿がとても愛らしい。
 ヒメチャマダラセセリ

 2015年5月
 北海道


 10時過ぎに千歳到着の便で北海道入りし、生息する登山までひた走り
登山口に着いたのは午後2時だった。
翌日の天候を考えると、快晴のその日が条件的には最良と判断し、大急ぎで登った。
『早朝と夕方遅くの登山はやめよう』との注意書き(汗)ヒグマが出るらしい。
しかもこの蝶は午前中の方が観察には良いらしいのだ。
ヒグマには逢いたくないが、遠路はるばるやって来たので、この蝶にはぜひにも
お逢いしたい(笑)
6合目あたりまで登った時、先行していた健脚の夫が上には蝶の姿が無いというので
一気に疲れが来てしまった。
いないのならもう登らないとごねていたら、なんと!飛んできて
目の前のアポイアズマギクで吸蜜を始めた。
その後も数頭が吸蜜したり飛んでいるのが見られた。
オバハンが駄々をこねてるから、仕方ない!出て行ってやろうと
サービス精神旺盛な蝶たちが思ったかどうかは定かではない(笑)