セセリチョウ科-III


 アカセセリ

 2005年8月1日(上)
 長野県下諏訪町
 2009年8月(下)
 長野県茅野市


 アカセセリは本州中部や関東地方の山地にのみ生息するセセリチョウ。
残念ながら翅を開いたところは見ることができなかったが、翅の形や斑紋の特徴から♀の個体ではないかと思う。
 アオバセセリ

 2008年5月8日
 島根県


 広島県沿岸部では食餌植物のミヤマハハソやアワブキが自生していないので、殆ど見る事ができない蝶。
 生息しているのではないかと考えていた場所へ、第1化の発生時期に出かけてみた。
 狙い通りの出会いで嬉しくなった。
 上下の画像は別個体。
 ホシチャバネセセリ

 2009年8月(画像・上3枚)
 長野県茅野市


 2014年7月(画像・下2枚)
 山梨県


 地元で散々探したが見つけられなかったこのセセリを、遠征先で偶然見つけた。
曇りがちで時々小雨の天気が幸いしたのか、敏捷なはずのこの蝶はとてもおとなしく、
じっくり撮影することができた。
 地元産に比べ、長野のものは後翅の白斑がはっきりしないという違いがあるそうだ。
 アサヒナキマダラセセリ・雄

 2010年4月24日
 沖縄県


 石垣島と西表島だけに生息する、年1化のセセリチョウ。
濃いオレンジ色の翅が美しい。
沖縄県の天然記念物で、採集が禁止されている。
 ヒメイチモンジセセリ

 2010年4月
 沖縄県



 チャバネセセリに似ているが、もっと小さく(前翅長14mm)後翅の白斑が2個〜3個で直線に並んでいる。
画像は全て別個体。
 ネッタイアカセセリ

 2010年4月
 沖縄県

 画像の一番上は雄、下2枚は雌で同一個体。
キマダラセセリによく似ている。
 クロボシセセリ

 2010年4月
 沖縄県


 元々は迷蝶だったそうで、食樹のヤシ類に付いて広がった可能性が大きいとの事。
 タイワンアオバセセリ

 2010年4月
 沖縄県

 前翅長26mmの大きなセセリチョウで、重量感が凄い。
アオバと名前が付いているが、ちっとも青く(緑)は無い。
目が黒く体がむくむくしていてとてもカワイイ♪

 
 テツイロビロードセセリ

 2010年4月
 沖縄県


 前翅の黄土色の斑が美しい大型セセリ。
夕方、食草のデリスに産卵にやってくる。
時間をかけてじっくり産卵する新芽を吟味しつつ飛んでいたのが印象的だった。
画像の上下は別の場所で撮った別個体。
幼虫はセセリの仲間同様に食草で巣をつくるが、お尻の見えるような杜撰なもので、思わず笑ってしまった。
 タカネキマダラセセリ

 2010年7月
 長野県


 本州中部の亜高山地帯に生息する蝶。
大きさはホシチャバネ程度ととても小さい。
この蝶は卵から成虫になるまで丸2年を要するそうだ。
1年目は2齢幼虫で、2年目は5齢幼虫で越冬し、
夏に羽化する。
小さいが美しく気品のあるセセリだと思った。