セセリチョウ科 I

 ミヤマセセリ・雄(画像・上、中)

 2003年5月22日
(画像・上)
 大分県久住町
 2008年5月8日
(画像・中)
 島根県

 車を走らせていて、ふと見かけたチョウを探して引き返しが、肝心のチョウは見つからず、代わりにいたのがこのチョウ。 
 年1化、3月に姿を現し、5月にはいなくなってしまう。
 近くの山で探した時には全然見つけることができなかったが、思わぬところでの出会いとなった。



 ミヤマセセリ・雌(画像・下)

 2008年5月1日
 広島県庄原市


 谷川で吸水中の雄。雌に比べ小柄で、前翅にくっきりした白い帯がない。
 色も全体に雌に比べて濃い感じがする。
 ダイミョウセセリ

 関西型
 2002年8月29日
 山口県

 セセリチョウの仲間は翅を閉じてとまるものが多いが、このチョウは翅を広げてとまるので、セセリチョウじゃないようにに見える。
 これは翅表の白帯が後翅まで連なっている関西型。


 
 2003年5月4日
 呉市

 ダイミョウセセリの雌雄の見分けは写真では難しいが、たまたま翅を閉じてくれたので、後肢の毛束が見える画像が撮れた。
後肢に毛束を持つのは雄。


 関東型
 2009年8月
 長野県


 遠征先でみつけた関東型。
後翅は真っ黒で、まるで別種の蝶のようだ。
 ギンイチモンジセセリ・夏型  

 2002年8月29日
 山口県

 思いもかけず、このチョウに出逢ったのは、駐車場のトイレの裏だった。一目惚れには出逢いの場所が悪過ぎる気も…
 それでも、ピンと伸ばした触覚やお腹はなにやら風格さえ感じる。
この蝶もはっきりとした季節型がある。



 ギンイチモンジセセリ・春型

 2004年4月21日
 熊本県


 春型は夏型に比べ、後翅の白い線がくっきりしているのが特徴。
この子は翅を開いて、翅表のビロードのような色も見せてくれた。
 コチャバネセセリ

 2003年5月21日
 熊本県

 
「そりゃあ蛾かいね?」と我がつれあTOD。
「れっきとした、チョウじゃわいね!」と私。
 これは昨年芸北町(広島県)での私達の会話。
 熊本のコチャバネセセリはミツバチとツーショットでノアザミの花で吸蜜中だった。 
 ホソバセセリ

 2003年7月6日
 東広島市

 ポツポツ落ち始めた雨を避けるように、、木立の下の草むらへ飛んできた。
 やれやれという風に、翅を休めている。
 最初、飛んでいるのを見たとき、セセリチョウの忙しない飛び方とは違い、ゆっくり飛んでいたので、蛾と間違えそうになった。
 スジグロチャバネセセリ・雄(画像 上)

 2003年7月31日
 庄原市

 灰ヶ峰でみつけたヘリグロチャバネによく似たセセリチョウを見つけた。
 でも、印象が違っていて、スジグロチャバネセセリ?と思った
 同定のポイントである表翅中室下部に黒い性標を持っているように見えた。



 スジグロチャバネセセリ・雌(画像 中)

 上の雄と同じ場所でみつけた。
 オスに比べ、翅表外縁の暗色帯が太くなる。


 2008年7月21日(画像 下)
 広島県

 
 雄と思われる。
 ヘリグロチャバネセセリ

 2003年7月9日
(上1枚・雄)
 呉市
 2009年8月
(2枚目・雄、3,4枚目・雌)
 長野県

 山頂付近の開けた草原に小さなセセリチョウが飛び回っていた。
 とても敏感なので、そぉーっと近付いてみましたが、なかなか近くにまでは寄れない。
 やっと撮った画像がこれ。
 セセリチョウは慣れないと見分けが難しい種類ですが、フィールドで何度も会うと、少しづつ判別できるようになってくる。
 やはり、実物を見ることが大切と思う。

 
 ヒメキマダラセセリ

 2002年7月21日
 広島県北広島町
(上)

 2009年8月(中、下)
 長野県

 夏にはたくさんのセセリチョウが見られる。
このチョウもそのひとつ。
じっくり眺めると、大きな黒い目がとてもカワイイと思う。

 中画像は雄、下画像は雌。