春-I

夏、秋には何度か訪れましたが、春の上帝釈は今回が初めての散策です。

道中に出会ったノスリ
猛禽類らしい、きりりとした精悍な表情
今回の野歩きは幸先が良い気がします。

渓流は煙るような新緑に包まれています。


最初に出迎えてくれたオオバイカイカリソウ(メギ科)
子どもの頃、遊んだ賀茂台地の土手に一杯咲いていました。
この思い出深い花に帝釈峡で合えるとは!

ヤマルリソウ(ムラサキ科)
大分県庄内町男池で見たものより、花の色が濃いようです。
近くにはピンクの花をつけたものもありました。


ヤマシャクヤク(キンポウゲ科)
大きな白い花弁の隙間からのぞくシベの色が可愛い。

ヤマブキソウ(ケシ科)
木の花ヤマブキ(バラ科)に似ているので、この名があるそうです。
この季節たくさん咲いていて、帝釈峡を黄金色に彩っています。



ユキザサ(ユリ科)

怪獣ではありません。
カゲロウの仲間を咥えた
ニシカワトンボ・雌です。
空中で見事に獲物を捕らえました。



ミヤマヨメナ(キク科)

サカハチチョウ・雄・春型
渓流沿いにはたくさんのコンロンソウが咲いていて、
サカハチチョウやスジグロシロチョウが盛んに蜜を吸っています。