ヤンマ科 No.1

 サラサヤンマ・雄

 2005年6月12日
 三原市

 湿原をパトロール中のヤンマがいた。ホバリングしながら、辺りを警戒しているサラサヤンマの雄だった。
 たくさんの雄達が縄張りを張って、侵入者と追いかけっこをしていた。
 サラサヤンマ・雌

 2003年6月27日
 賀茂郡大和町

 里山の湿原で産卵中のヤンマを見つけました。ミズゴケに産卵しているように見えた。
 画像をよく見てみると、菱形模様の綺麗なサラサヤンマの雌だった。
苔に産卵しているように見えたのは、実は湿原内の細流だったのだと後で気付いた。
 アオヤンマ・連結

 2003年7月6日
 東広島市

 ヨシの茂みで、ザザッ、ザザッと音がします。何がいるのだろうと覗いてみると、アオヤンマがいた。音の正体はアオヤンマの翅がヨシの葉に擦れる音だった。
 アオヤンマはとても敏感で、ヨシの中からなかなか出てこない。たまに姿を見せても、あっという間に、ヨシの間に身を隠してしまう。
 アオヤンマ・雄

 2003年7月31日
 安芸郡音戸町


 木陰で休憩中。
 オオルリボシヤンマ・雌

 2003年8月21日
 比婆郡吾妻山

 
ミツバガシワの茂る池で、産卵中のオオルリボシヤンマの雌に出会った。
 上空では雄がそれを守るかのように警戒飛行中。
他の雄が縄張りに入ってこようものなら、大きな翅音を立てて追い払いにかかる。
 それにしても産卵のために、腹部を水面深くつっ込んでいるのには驚いた。






 オオルリボシヤンマ・雄

 2005年8月2日
 長野県小諸市

 標高1400m付近の小さな水溜りで縄張りを張っていた。
こんな池というには小さすぎる場所で大丈夫かと心配になったが、周りの草や茎にはたくさんの大きなヤゴの羽化殻が残っていた。
きっとこの場所ではたくさんのヤゴが生活できるのだろう。
周囲にはたくさんのアカネ類が飛び回っていた。
 ギンヤンマ

 2005年7月24日
(画像上)
 広島県東広島市

 2003年6月21日
(画像・下)
 広島市安佐南区

 小さい頃このギンヤンマに憧れて、何とか捕まえたいと、溜め池の畔に捕虫網を握り締めて立っていた思い出がある。
 画像上は縄張りの池を周回飛行する雄。
 ギンヤンマはなかなかとまらないので、産卵中が撮影の一番のチャンスだと思う。
 画像下のペア、前が雄、後が雌。
 この画像のように連結して産卵するが、雌が単独で産卵するのも観察したことがある。
 ミルンヤンマ

 2004年9月15日
 岐阜県郡上市

 SAの天井にぶら下るように止まっていた。きっと建物に迷い込んで、出るに出られなくなってしまったのだろう。
 よくビルなどの中に迷い込んでしまった蝶や蛾、トンボを見かける。
そういう時にはできるだけ捕まえて外に出すようにしているが、
高い場所にとまっている場合は手も足も出ない。
 クロスジギンヤンマ・雄

 2007年5月15日(上)
 呉市

 2008年6月27日(中)
 三原市


 近くの公園の小さな池に生息しているのをいつも見ていたが、飛ぶスピードが速くて、撮る事ができなかった。
 ギンヤンマに良く似ているが、胸部に黒い縞があり全体的に黒っぽい感じがする。ギンヤンマは明るく開けた池を、クロスジギンヤンマは薄暗い池を好む。



 クロスジギンヤンマ・雌 (下)

 2005年6月17日
 広島県

 大きなバッタか何かを捕えて食事中。
獲物が重すぎて飛べなかったのか、車道のど真ん中で喰らい付いていた。そのままだと獲物もろとも轢かれそうなので、お節介ながら、翅を持って別の場所に移動させたが、その間も獲物を食べ続け、一向に気にする様子はなかった。