トンボ科 No.1

 ハラビロトンボ・雄(未成熟)

 2003年5月29日
 豊田郡野呂山


 その名のとおりずんぐりした、腹部の幅の広いトンボです。
まだ、時期が早いせいか、未成熟な個体ばかりでした。
 成熟すると下の画像のような綺麗な青色になります。
 ハラビロトンボ・雄(成熟)

 2003年6月22日
 賀茂郡大和町

 休耕田の湿地に紺色の複眼を煌かせ美しいハラビロトンボが飛んでいました。
 ハラビロトンボの雄は成熟するとこのような青い粉をふきます。
 ハラビロトンボ・雌

 2005年6月7日
 島根県浜田市

 黒っぽい色彩の雄に比べ、明るい黄色の体をしています。
 前額はメタリックな紺色をしていて、陽光にキラキラと輝いて、とても綺麗です。
 シオカラトンボ・雄

 2003年6月21日
 広島市安佐南区

 
未成熟な雄は雌と同じムギワラ色をしています。この個体は成熟途中のようで、胸や腹の一部に未成熟期の色を残しています。
 完全に成熟するとおなじみのシオカラ色になります。
 シオカラトンボ・雌
(別名・ムギワラトンボ)

 2002年8月21日
 呉市

 子どもの頃、シオカラトンボとムギワラトンボは全く別の種類のトンボだと思っていました。雄と雌とでは、色が違うのだと知ったのは、少し大きくなってからでした。
 ハラボソトンボ

 2005年5月16日
 熊本県長陽村

 ちいさな沢で見慣れないトンボが縄張りを張っていました。
 最近、九州の温泉地で数を増やしているという話を聞きましたが、ここでも2002年に見た時より個体数が増えているように思いました。
 また、北九州市の公園で目撃したとの情報もいただきました。
九州各地で生息域が拡大していると考えられます。 
 シオヤトンボ・雄

 2003年5月29日
 豊田郡野呂山

 
成熟したシオヤトンボの雄で、青灰色の粉を吹いています。成熟前は雌と同じような色をしています。
 シオヤトンボとシオカラトンボ、オオシオカラトンボはよく似ていますが、シオヤトンボは後の2種に比べ小振りで、腹端が黒くありません。
 シオヤトンボ・雌

 2005年5月5日
 呉市

 こちらもシオカラトンボの雌に良く似ていますが、体つきが小ぶりでずんぐりしています。