トンボ科 No.2

 オオシオカラトンボ・雄
 
 2006年5月29日
(画像・上)
 広島県呉市

 2003年7月30日
(画像・中)
 安芸郡音戸町


 シオカラトンボに良く似ていますが、ずんぐりした体つきをしています。また、複眼の色は茶褐色をしているので、(シオカラトンボは青緑色)見分ける事ができます。

 水質の汚染に強く、自宅周辺ではよく見かけるようになりました。



 オオシオカラトンボ・雌

 2004年6月3日
 呉市

 なぜか、裏の木の枝にとまっていました。
この近くにオオシオカラトンボの生息するような水辺が無いので、ちょっとビックリしました。そのことをお聞きしたら、成熟するまでは雄を避けて、林の間の開けた場所などに縄張りを張って過ごすそうです。そのお話をお聞きして、なるほどと納得しました。
 ヨツボシトンボ

 2005年6月7日
 広島県北広島町

 翅に4つの斑紋があるのでこの名がついたそうです。まれに斑紋の広い、ベッコウトンボに似た個体(プラエヌビラ型)がいるそうですが、まだ見たことはありません。
 ハッチョウトンボ・雄

 2005年6月12日
 三原市

 ハッチョウトンボは世界でも最小のトンボのひとつで、僅か1.6センチほどしかありません。
 成熟すると、画像のように真っ赤になります。とても小さいので、まるでハチかアブのようで、つい見逃してしまいそうです。
 ハッチョウトンボ・雌

 2005年6月12日
 三原市

 
ハッチョウトンボの雌は、小さい上に腹部に縞があるので、まるでヒラタアブのようです。
 褐色の複眼と褐色と薄い黄色の縞々模様の腹部が可愛く、私は真っ赤な雄より雌のほうに心惹かれます。
  
 コフキトンボ

 2003年8月3日
 島根県三瓶高原


 広い池の畔にちょっと小振りなシオカラトンボに似たトンボがとまっていました。コフキトンボです。
前肢を持ち上げ、中肢と後肢で茎をつまむようにしてとまっている様子は、軽やかで可憐な感じがします。
 雌はオビトンボ型というのもいるそうですが、近畿〜九州では白粉型でオビトンボ型にお目にかかったことがありません。
 ショウジョウトンボ・雄(成熟)

 2002年6月7日
 呉市

 
成熟すると真っ赤になるので、想像上の怪物「猩々」になぞらえて、この名がついたそうです。
 全身、翅の付け根まで真っ赤で、まるで赤唐辛子のようなトンボです。
 ショウジョウトンボ(未成熟)

 2003年6月22日
 賀茂郡大和町

 成熟すると上の画像のように複眼まで真っ赤になりますが、羽化して暫く、未成熟な時には、このような黄金色の美しい体をしています。