カワトンボ科 No.2

 ニホンカワトンボ・雄・無色翅型

 2003年6月5日
 山県郡芸北町
 
 ニホンカワトンボは翅の色によって、雄3形態、雌2形態で都合5形態もあるとても厄介なトンボです。
近縁種のアサヒナカワトンボととてもよく似ていて、胸部の大きさや翅と疑縁紋の形の僅かな違いから区別するしかありません。
中部以西ではアサヒナカワトンボが生息しているのでなおさら厄介です。
これは翅が無色透明なタイプです。
 ニホンカワトンボ・雄・淡橙翅型

 2003年6月5日
 山県郡芸北町

 翅が淡い橙色のタイプです。
 ニホンカワトンボ・雄・橙色翅型

 2005年5月29日
 広島県北広島町

 翅が橙色のタイプです。 
 ニホンカワトンボ・雌・淡橙翅型

 2003年5月21日
 山県郡芸北町


 雌の疑縁紋は白なので雌雄の区別は簡単です。雌には他に無色翅タイプがいます。
 クロイワカワトンボ

 2010年4月
 沖縄県

 石垣島や西表島の薄暗い源流域に生息する。
青黒い縁紋が美しいカワトンボ。
 画像上は雄、画像下は雌。
 コナカハグロトンボ(ミナミカワトンボ科)

 2010年4月
 沖縄県

 石垣島と西表島に生息する可愛らしいカワトンボ。
雄(画像上)は翅半分が黒く、雌(画像下)は翅全体がうっすらと焦茶色をしている。
 日本に生息するミナミカワトンボ科は、本種とチビカワトンボの2種のみ。
両種とも石垣島と西表島にだけ生息している。