アオイトトンボ科

 アオイトトンボ・雌

 2003年6月22日
 賀茂郡大和町

 オオアオイトトンボより、ちょっと小さめで華奢な感じのするトンボです。
 両種はよく似ているので、胸板の緑色の斑紋が、第2胸縫線に届いているかどうかで、同定するそうです。
※届いていないほうが、アオイトトンボ、届いているほうがオオアオイトトンボです。
 オオアオイトトンボ・雄

 2002年10月14日
 山県郡芸北町


 イトトンボというには、ちょっとゴツイ感じのするとんぼです。 
 殆どのイトトンボが止まる時翅を閉じるのですがアオイトトンボの仲間は、翅を開いて止まるものが多いようです。(※オツネントンボは翅を閉じて止まります。)
 コバネアオイトトンボ・雄

 2004年6月19日
 東広島市


 アオイトトンボより一回り小さく、華奢な感じのするトンボです。また、成熟しても白い粉を吹きません。生息地を選ぶトンボだそうで、広島でも限られた地域の限られた場所に生息しているそうです。ヒシやジュンサイ、睡蓮、コウホネなどの茂る溜池で見つけました。
 この雄はまだ羽化して間もないようで、綺麗な金緑色の色はまだ現れていませんでした。
 オツネントンボ

 2007年5月9日
 広島県呉市

 
溜池の縁に何かがとまっています。よく見ると、70cmくらいの間隔で並んでいる、オツネントンボです。
 オツネンの名はこのトンボが越冬することから来ています。
 アップで見ると、小さいながらもなかなかの面構えです。
 画像は上から雄、真ん中が雌、そして下が連結産卵中のペア。
 オツネントンボはホソミオツネントンボに似ていますが、越冬明けしても体色は変わりません。
 成熟すると後眼紋が綺麗な水色になります。

 オツネントンボもホソミイトトンボなどと同じく、水中の植物組織内に産卵します。
 
 ホソミオツネントンボ・雄

 2005年5月29日
 北広島町

 オツネントンボやホソミイトトンボ同様、成虫で越冬するイトトンボです。
越冬が明け春になると画像のような美しい色に変わります。
画像は成熟した雄で、複眼まで綺麗なブルーになっています。
 ホソミオツネントンボ・雌
 
 2003年4月15日
 呉市

 
こちらは越冬明けの雌の画像です。
春になり成熟すると雄ほどではありませんが、このような青い色に変化します。