タテハチョウ科 III

 ホシミスジ

 2003年5月24日
(画像・上)
 2006年5月30日(画像・下)
 呉市

 我が家の庭にはユキヤナギがあるので、毎年ホシミスジがやってくる。
 ユキヤナギはこのチョウの食餌植物で、チョウは落ち着き無く周囲を飛び回っている。
 イチモンジチョウ同様、翅裏に美しい斑紋があるが、なかなか翅を閉じてはくれない。
 サカハチチョウ・春型

 2004年4月20日
 熊本県

 一昨年、吉和で会ったサカハチチョウは遠い、足場は悪い、その上逆光という三重苦の中で撮った。
 でも、今年はラッキーなことに葉に止まって日光浴していた。
 
 サカハチチョウ・夏型

 2003年7月27日
 庄原市


 サカハチチョウは季節変異のハッキリしたチョウで、一見すると全く別種のチョウのように見える。
その名前の由来である、翅表の八の字を逆さました模様は春型より一層明瞭になる。

下の画像は別個体(2003年7月廿日市市で撮影)の翅裏の画像。
 キタテハ(夏型)    

 2002年8月29日
 山口県

 夏の終わり、長者が森は静謐な空気に包まれていて、まるで外界と切り離された別空間のよう。
 藪からはウグイスの地啼きの声が聞こえる。
 地味な色合いのチョウですが、ここの風景になんだか妙に似つかわしく思えた。
  キタテハ(秋型)

 2006年10月26日
 島根県

 
セイタカアワダチソウで吸蜜中の秋型。
羽化して時間が経っていないのか、外縁部の青色鱗もはっきりしている。
越冬明けの個体は色が褪せた感じになるが、越冬前はこんなに綺麗だ。
 ヒオドシチョウ

 2003年6月1日
(画像・上、中)
 2006年6月14日
(画像・下)
 呉市


 前々から逢いたいなあと思っていたチョウのひとつ。
 今年生まれのとても新鮮な個体でした。年1化のチョウだが、成虫で越冬し来年の4月まで生きている、チョウとしては長生きのチョウ。 

 中の画像は上の画像と同一個体の翅裏。
鮮やかな緋色の翅表とは対照的な、木の皮のような地味な色合いをしている。

 ルリタテハ・秋型

 2003年3月13日
 呉市

 毎年、同じ時期にやってきて、庭のアセビで吸蜜しする。
 ホトトギスの花を植えていた頃には、夏にも姿を見せていた。
 肝心のホトトギスは全部、ルリタテハの幼虫に食べ尽くされた。
 アカタテハ

 2003年3月1日
 呉市

 春まだ浅い庭にアカタテハがやって来ました。このチョウは成虫で越冬するチョウで、暖かい日は真冬でも活動する。
 欧州では「赤の皇帝」と呼ばれ人気の高いチョウらしい。
なかなかに威厳のある美しいチョウだと思う。
 
 下の画像は、翅を開いたところ。