シロチョウ科 II

 ツマキチョウ・雌

 2008年5月8日
(画像・上3枚)
 島根県

 年1化のチョウは発生の時期を逃すと、翌年まで逢うことができないので、なかなか出逢えないと、ついつい焦ってしまいます。
 ツマキチョウもそんな、年1化のチョウです。
尖った前翅先端は、雄は黄色ですが、雌は白なので、雌雄の判別が容易です。



 ツマキチョウ・雄

 2006年4月29日(画像・中下、画像下は同一個体)
 広島県庄原市


 毎年も同じ時期同じ場所で観察しています。
 他のモンシロチョウやスジグロシロチョウに比べて小柄で、直線的な飛び方をしますので、飛んでいても見分けが付きます。
 このチョウが撮影しにくい理由の一つに、一旦飛び始めたらなかなかとまらないということがあります。
 この時はタンポポで吸蜜を始めたのでラッキーでした。
 ナミエシロチョウ

 2010年4月
 沖縄県


 こちらも前翅長32mmのやや大きめのシロチョウ。
画像上は夏型・雌、下は夏型・雄。
 ウスキシロチョウ

 2010年4月
 沖縄県


 前翅長33mmの少し大きめのシロチョウ。
上画像はギンモン型・雌、下はギンモン型・雄。
他にもムモン型や赤紋型があるそうだ。
 タイワンキチョウ

 2010年4月
 沖縄県


 石垣島、西表島に定着しており、周辺の島でも記録があるそうだ。
キチョウに酷似しているが、前翅表の斑紋や後翅の形状で判別できる。
 キチョウ(ミナミキチョウ)

 2010年4月
 沖縄県


 以前は同一種と思われていたが、沖縄本島以南に生息するキチョウは本土のキチョウとは食性が違う事から別種とされた。
両種の判別は前翅の縁毛の色などで判別するそうだ。