シジミチョウ科 III

 ヤマトシジミ・雄    

 2005年4月16日
(画像・上) 
 2005年11月23日
(画像・下)
 呉市

 
「一番身近なチョウは?」と尋ねられたら、躊躇無くこのチョウの名前が思い浮かぶ。
 この地域では一体、年何化なのだろう? 3月〜12月までの長い期間、目を楽しませてくれる。
 
 ヤマトシジミ・雌

 2003年12月14日
(画像・上)
 2005年11月20日
(画像・下)
 呉市


 低温気の雌は雄に負けないくらいに、青色鱗が発達するものがいる。
この画像の雌もとても青色鱗が綺麗な個体。
夏の黒っぽい個体とはまるで別の種のようだ。
 ゴマシジミ

 2003年8月
(1枚目)
 広島県
 2009年8月
(2,3枚目・雌 別個体)
 広島県

 このチョウは不思議な成長をする。若齢幼虫の時期にはワレモコウの蕾を食べて育ち、終齢幼虫はシワクシケアリによって蟻の巣の中に運ばれる。
 蟻の巣の中でシワクシケアリの幼虫を食べて育つ。
自分の子どもを食べられてしまうのに、蟻はなぜ巣にこの幼虫を運ぶのか、本当に不思議だ。
 2,3枚目は産卵中の雌。
 ヤクシマルリシジミ(画像・上)   

 2002年10月21日
 鹿児島県

 近頃、広島県の島嶼部でも、定着しつつあるようですが、こうして間近に見るのは、初めてだ。
 瑠璃色の翅が陽光に輝いてとてもきれいだった。



 ヤクシマルリシジミ・雌(画像・中 下)

 2004年11月24日
 呉市


 2000年に島嶼部で定着が確認され、市内でもそのうち見られるだろうと思っていた。
ついに庭のバラで産卵しているのを観察することができた。
一番下の下の画像はヤクシマルリシジミの卵。
直径は0.6ミリ、厚みは0.2〜0.3ミリ、ちょうど丸いお餅の真ん中を指で押してへこませたような形をしている。
 サツマシジミ

 2003年7月21日
 呉市

 二河峡公園で、見つけたサツマシジミです。その名のとおり南方系のチョウで、生息域が徐々に北上している。
 表翅は黒い縁取りのある瑠璃色で真ん中が白銀色をしていて、それは綺麗な色をしているが、めったに翅を開いてはくれない。
この日は特別だったらしく、半開きではあるが、表翅を見せてくれた。 
 ルリシジミ・雄

 2003年6月15日
 呉市

 3月、他のシジミチョウに先がけて姿を見せてくれ、彼らの姿を見ると「春が来たなぁ」と思う。
 雄の翅の表は美しい瑠璃色で、遠目にもよく目立つ。
 オスは河原などで集団で吸水している姿を良く見かけるが、この日も10頭くらいの雄が集まって吸水していた。



 ルリシジミ・雌

 2004年3月13日
 呉市

 こちらは、ユキヤナギで吸蜜中の雌。
オスは前翅外縁に黒い帯が無く、全体が綺麗な瑠璃色をしている。
 ツバメシジミ・雄

 2003年4月27日
 廿日市市

 
レンゲとタチイヌノフグリの花の咲いている田圃に、瑠璃色に輝くシジミチョウを見つけた。
 そぉーっと近付いてみると、ルリシジミの雄だった。羽化したばかりなのかとてもキレイな個体。



 ツバメシジミ・雌

 2004年4月23日
 熊本県

 
雌の翅色は雄とは全く違いとても地味な色合いをしている。
 後翅の外縁部の小さなオレンジの斑紋が可愛らしい。



 ツバメシジミ・雌(翅裏)

 2003年6月15日
 呉市

 ツバメシジミの翅裏の画像。
指の爪ほどの小さな個体だった。
 ヒメシジミ

交尾中
(左雄・右雌)
 2004年
 広島県北広島町

 県北の高原には、たくさんのヒメシジミがアザミやヒメジョンの花に集まっている。
 準絶滅危惧種に指定されているが、ここではそんなことがまるで信じられない気分になる。
 雄の表翅は黒い縁取りのある青紫色をしている。


 雌 (翅表)
 2004年
 広島県北広島町



 雄 (翅表)
 2003年
 広島県北広島町


 雌・斑紋の面白いタイプ 
 2009年8月
 長野県茅野市

 
 雄・翅表外縁の黒帯が細いタイプ
 2009年8月
 長野県茅野市