ジャノメチョウ科 III


 マサキウラナミジャノメ・交尾

 2010年4月
 沖縄県


 石垣島と西表島の特産種らしいが、竹富島や宮古島でも見つかっているそうだ。
後翅外縁部の白色部分が目立つ、後翅後縁部の蛇の目紋は2個。
 ヤエヤマウラナミジャノメ

 2010年4月
 沖縄県


 前種のマサキウラナミジャノメに似ているが、本種は少し大きめで、後翅裏の後縁部の蛇の目紋が3個。
マサキウラナミジャノメに比べ個体数は少ないらしいが、遠征中はよく見かけた。
 リュウキュウヒメジャノメ

 2010年4月
 沖縄県


 本土のヒメジャノメに比べ翅裏中央部の白帯が太い。
 シロオビヒカゲ

 2010年4月(上画像)
 2012年4月(中画像)
 2013年10月(下画像)
 沖縄県


 不規則な形の蛇の目紋が面白い大型のヒカゲチョウ。
雨中の林、暗い遠いの2重苦での撮影。
3枚画像を抑えて、連れ合いのTODと一寸野虫さんをお呼びするも、
すぐに逃げられてしまった。
 前翅の白帯が細いので2010年の画像の個体は♂と思われる。
同じ白帯が太いことから2012年の画像の個体は♀と思われる。
 ウスイロコノマチョウ

 2010年4月
 沖縄県

 地元広島県でも確認されているが、写真に撮るのは初めて。
県内での定着は確認されていない。
写真を始める前、実家の庭に死んだ個体が落ちていたのを見た事がある。
 クモマベニヒカゲ

 2010年7月
 長野県


 ずっと会いたいと思っていた高山蝶。
北海道(大雪山塊・利尻高地)と中部山岳地帯に生息する蝶。
 卵から成虫になるまで丸2年を要する。
 ツマジロウラジャノメ

 2011年7月
 長野県


 山地谷あいの崖などで見られるそうだが、高所を飛ぶので見るのが難しい蝶らしい。
たまたま低い場所まで下りて来たのを、オオイチモンジを撮影に来られていた方が教えてくださった。
昨年は遠い暗い腕悪いの3拍子揃ったダメ画像だったが、今回はおかげでまともな画像が撮れた。
 クロヒカゲモドキ

 2011年8月

 
なかなか生息地を見つけられず、往生した種ではあったがようやく撮影することができた。
実物を目の当たりにすると、クロヒカゲとは全く違う蝶だということが判る。
 リュウキュウウラナミジャノメ

 2013年6月
 沖縄県

 やや薄暗い林道にいた。
画像はそれぞれ別個体で、おそらく上画像は雄、下画像は雌と思われる。
雄は前翅表に性標を持ち、雌は前翅表の眼状紋が大きい。
 シロオビヒメヒカゲ

 2014年6月
 北海道


 丁度時期が良かったのか、東部地域ではどこでもよく見かけた。
しかし、札幌周辺では減っているらしい。
飛んでいても翅裏の白帯がよく目立つ。
ヒカゲスゲやヒメノガリヤスなどの、カヤツリグサ科、イネ科を食草とする。