アゲハ科 III

 ベニモンアゲハ

 2010年4月
 沖縄県


 ウマノスズクサを食草とする、赤色の紋が美しいチョウ。
八重山遠征で見たかったチョウのひとつ。
 シロオビアゲハ

 2010年4月
 沖縄県


 画像上は雄、画像中は雌・紅紋型、画像下は雌・白帯型。
ホテルの庭などで普通に飛んでいる。
丁度、地元のナミアゲハと同じような存在だろうか。
雌の紅紋型は体内に毒を持つベニモンアゲハに擬態しているらしい。
雌の白帯型は白帯の部分がクリーム色をしていて、雄と判別できる。
 ヤエヤマカラスアゲハ・雄

 2010年4月
 沖縄県


 こちらのカラスアゲハは翅全体が金緑色の鱗粉に覆われている。
また後翅の前縁部が青紫色でとても美しい。
以前はカラスアゲハ八重山亜種とされていたが、近年別種として分類されたようだ。
 オキナワカラスアゲハ

 2013年6月
 沖縄県

 上のヤエヤマカラスアゲハ同様、近年別種として分類された。
画像の交尾体は上が雌、下が雄。
 ホソオチョウ

 2013年7月
 山梨県

 人為的に持ち込まれた外来種。
ウマノスズクサを食草とし、ゆるやかに飛ぶ。
雄(画像上2枚)は地色が白、雌(画像下2枚)は地色が黒っぽい。
最近、分布を広げているという話も聞く。
 ヒメウスバシロチョウ

 2014年6月
 北海道


 ウスバシロチョウに似ているが、本種は頭部、胸部、腹側部の毛が
白いので、(ウスバシロチョウは黄色っぽい)区別できる。
北海道ではウスバシロチョウと生息域が重なる地域もあるので、
ちょっとややこしい。
上の画像3枚は同一個体。
一番下の個体は交尾嚢が確認できるので雌。
 ウスバキチョウ

 2014年6月
 北海道


 大雪山系の高標高(1700m以上)に生息する蝶。
コマクサを食草としている。
斑紋などの特徴から、画像・上は雄、画像・中はおそらく雌、
画像・下も雌と思われる。
雌は雄に比べ、黒帯と赤斑紋が発達している。