ヤガ科-7


 コテングアツバ

 2005年10月16日
 栃木県塩谷郡

 まるで二等辺三角形のような格好をした、体長が15mm程度の小さな蛾です。 
子天狗の名前のように、下唇髭が長く突き出した独特の風貌をしていて、
小さい割には一度見ると覚えてしまうインパクトのある蛾です。
 
 モンムラサキクチバ

 2005年8月22日
 広島県北広島町


 開長45mm程度の蛾です。
全体的に黒褐色ですが、前翅の白い丸紋と内縁部の白い霜降状の斑紋が特徴的です。
 ケンモンミドリキリガ

 2005年11月3日
 広島県安芸太田市


 10〜11月に発生する、薄緑色の翅と焦げ茶色の斑紋が美しい晩秋の蛾です。
 初夏の蛾ゴマケンモンに似ていますが、こちらのほうが一回り大柄です。
食餌植物はヤマザクラ、チドリノキ。
 モクメヨトウ

 2005年8月22日
 広島県北広島町

 年2化の蛾で、この画像の個体は第2化目と思われる。
幼虫の食餌植物はタンポポ、クローバー、ギシギシなど。
 カラスヨトウ

 2005年12月28日
 呉市


 かなり擦れた個体で、斑紋や翅の形に特徴の無い蛾です。
7月に発生、一旦夏眠し成虫で越冬するというライフサイクルの蛾だそうです。
 幼虫の食餌植物はヤブガラシ、イタドリ、バラ、タンポポなどいろんな種類のものを食べて育ちます。
 クロテンキリガ

 2006年2月25日
 呉市


 開長30mm程度のキリガです。
食餌植物はエノキやウバメガシで3月〜4月に現れる蛾です。
 ホソバキリガ

 2006年3月13日
 広島市安佐南区


 ほぼ薄茶色一色、あまりハッキリした斑紋が見えない特徴の無いキリガです。
 前翅長は20mm程度。
 キリガとしては一番早い時期に出現する蛾だそうです。
 シロヘリキリガ

 2006年3月16日
 広島市安佐南区


 黒っぽい翅の外縁部が白くなっているので、暗い場所で見たとき白黒の模様の蛾だと思ってしまいました。
しかしPCに画像を落とし明度を上げてみて、初めて複雑な斑紋があるということに気が付きました。
 開長は30mm程度、食餌植物はサクラ、クヌギ、コナラなどです。
 カシワキボシキリガ

 2006年3月16日
 広島県北広島町


 成虫で越冬するキリガです。
灰色っぽい翅で複雑な斑紋をしています。
前翅長は16mm程度、食餌植物はクヌギやカシワなど。
 我が家周辺でも1月頃からたびたび目撃していました。
 ウスキトガリキリガ

 2005年12月3日
 呉市

 晩秋から初冬にかけて現れるキリガです。
開長は40mm程度、食餌植物はツバキ、サクラなどです。