ヤガ科-5


 エゾシロシタバ

 2005年7月5日
 広島県庄原市


 カトカラの仲間は前翅の地味さとは裏腹の美しい後翅を持っていて、人気の高い蛾ですが、
フィールドで出会うたびに彼らの魅力にはまってしまいます。
 前翅の後に隠した目にも鮮やかな意匠がとてもお洒落に思えて、
いろいろな種類に出会うたびに嬉しくなります。
 マメキシタバ
 
 2005年7月5日
 広島県庄原市


 木の幹に止まっていると、樹皮に紛れ込んで容易に見つけにくくなってしまいます。
綺麗な後翅が見たくて、裏側から覗き込むと、鮮やかな黄色の地色に黒の斑紋が見えました。
 ウスイロキシタバ

 2005年7月5日
 広島県庄原市


 この蛾はその名のとおり、後翅はクリーム色に近い地色に黒褐色の斑紋をしています。
 ワモンキシタバ

 2005年7月5日
 広島県庄原市


 SAのタイル壁の上部にとまっていましたので、残念なことに黄色の鮮やかな後翅を見ることができませんでした。
 ムクゲコノハ

 2005年6月28日
 広島県呉市


 後翅に赤橙の地色にに黒と白の大きな紋を持つ大型蛾です。
開張は90mmも有ります。
食餌植物はコナラ、クヌギ、クリなど。
 オオシモフリヨトウ

 2005年7月31日
 長野県茅野市

 
白銀色の翅と黒い文様がとても綺麗で、撮影の時にはケンモンガの仲間かな?
それにしては大きいなという印象でした。
後翅の裏を見たとき白地に灰色の太い帯状の紋が見え、あれっ!違うかも、と気が付きました。
帰宅して調べてみて、この蛾と判りましたが、やはりこれも高山に棲む種のようです。
 オオトモエ

 2005年7月21日
 広島県廿日市市


 以前一度山の中で出会い、撮り逃がした蛾でしたので、この出会いは嬉しかったです。
更に、喜ばしかった点は、この個体が羽化して時間が経っていないようで、とても新鮮だったことです。
トモエガの仲間では、この子が一番美しい種ではないかと思いました。
 シロスジアツバ

 2005年6月28日
 広島県庄原市


 黒褐色の翅に2本の白い横筋が目立ちます。
開張は20mmほどで、食餌植物は枯葉です。
 ウスヅマクチバ

 2005年7月12日
 広島県北広島町


 翅の中央部を走る太い黒帯が離れた場所からも目だっていました。
蛾飢道談話室で連盟員のお一人が撮られていた個体は紫がかった翅色がとても綺麗でしたが、
この個体はかなり傷んでいて翅も擦れているのであまり綺麗ではありませんでした。
幼虫はネムノキを食餌植物としていて年に2度発生するようです。
 ショウブヨトウ

 2005年7月9日
 広島県北広島町

 柿色の翅とまるで蜘蛛の網のような紋様に惹かれシャッターを押しました。
ショウブヨトウという名前なので、菖蒲の仲間を食べるヨトウガの仲間かと思いましたが、
調べてみるとイネ科の植物を食草としていると知りました。