ヤガ科-3

 オオシラホシアツバ

 2004年5月24日
 広島県呉市

 庭先をふらふらと飛んでいるガを見つけました。
地上数センチのところを飛ぶのを追いかけて、プランターの縁にとまったところを撮影しました。
大きさは開長40ミリ足らずです。
ユミモンクチバ

 2004年4月20日
 熊本県阿蘇山

 翅に斜めの帯紋の入った蛾です。
開長は35〜40ミリ程度、春先の蛾ということで、ハスオビエダシャクではないかと思いましたが、
一寸野虫さんよりユミモンアツバとのご指摘をいただきました。
一寸野虫さんありがとうございます。
 フクラスズメ

 2005年4月2日
 呉市

 開長が80〜90ミリもある大きな蛾です。
この蛾の越冬態は成虫で、小屋などに入り込み集団越冬することがあるそうです。
 幼虫は夏に野を歩くと、カラムシやイラクサの葉っぱを食べている姿を良く見かけます。
体長80ミリほど、黄緑色の地色に赤と黒の派手姿で毒がありそうに見えますが、無害です。
 ナカジロアツバ

 2005年5月3日
 広島県庄原市

 開長30mm足らずの小さな蛾です。
前翅の中央部を走る白い帯と翅の褄にある白い斑紋が遠目からも目立っていました。
 春と秋にでて来る蛾です。
 チョウセンツマキリアツバ

 2004年6月19日
 広島県北広島町


 かなり離れた場所からの撮影でしたので、最初は下唇髭の形状がよく判りませんでした。
 帰って画像を拡大してみて初めて、まるで天狗の鼻の様な形をしている事に気づきました。
 地味な色彩ながら、複雑な斑紋をしていて、面白いなぁと思いました。
 ベニトガリアツバ

 2005年5月15日
 広島県廿日市市

 
鮮やかな紅色の翅に薄黄色のライン、タイルの上に止まった姿の美しさにしばし見惚れたほどでした。
 開長は30mm程度、幼虫はコナラの葉を食べるようです。
 
 モンシロクルマコヤガ

 2004年5月15日
 山口県美東町


 この蛾も白と茶褐色の組み合わせの印象的な蛾です。
白い部分は象牙色に近く前後翅の紋様はまるで地図のようです。
 開長は20数mm、幼虫はツバキ科のヒサカキの枯葉を食べるそうです。
 オオバコヤガ

 2005年5月15日
 山口県美東町

 茶色地に複雑な、まるでプリミティブアートの仮面のような斑紋をしたヤガの仲間です。
斑紋や色に個体差が大きく、しかも良く似た蛾が2、3種いるので、判別に苦労しました。
 体長は20mm少々、幼虫はタデ科の植物を食草としています。
 フタトガリコヤガ

 2005年5月19日
 広島県廿日市市


 黄色地に焦げ茶の紋様のこの蛾は形といい色合いといい、一度見たら二度と忘れないタイプの蛾です。
何度見ても訳の判らないシャクガの仲間とはえらい違いです(苦笑)
 フヨウやムクゲなどアオイ科を食べる幼虫を目にする機会の多い蛾ですが、
親御さんのほうは今回初めて出会いました。
 体長は20mm程度。
 ゴマケンモン

 2005年5月19日
 山口県玖珂町

 緑、黒、白、茶褐色の組み合わせの美しいケンモンヤガの仲間です。
幼虫はクリ、ミズナラ、クヌギ、カシワなどを食べて育ちます。
 体長は22mm程度です。