ヤガ-1

 オニベニシタバ

 2006年7月27日(画像・上)
 広島県北広島町

 2006年8月7日
(画像・下)
 広島県安芸太田町


 コナラの林を歩いていると、木の幹からパッと飛び立つ蛾が見えました。
飛んだときに後翅の赤い色が薄暗い林の中でも鮮やかに目を過ぎります。
 まさか、あのオニベニシタバ?!そう思って急いで追いかけました。
 シタバガの仲間は蛾の愛好者にはその後翅の美しさで人気のあるグループです。
 ハグルマトモエ

 2006年7月27日
 広島市安佐北区
 
 前翅長30mm前後の大きな蛾です。
大きな目玉模様とギザギザの波目模様が特徴です。
よく似た種にオスグロトモエがいて、判別は難しいです。
食事植物はネムノキ。
 
 シロスジトモエ

 2004年6月29日
 広島県廿日市市


 ハグルマトモエと同じように、前翅に大きな巴模様を持つ蛾ですが、白くて太い帯状の紋様が目立ちます。
 開長は60ミリほどもある大きな蛾です。
 オスグロトモエ(画像上・春型)

 2004年6月19日
(画像上)
 広島県廿日市市

 2006年6月10日
(画像下)
 広島県北広島町


 ハグルマトモエとよく似ているがこちらのほうが大型で、春型、夏型の季節型があります。
前翅長は35mm前後、食事植物はアカシアなど。
 アケビコノハ
 
 (上の画像)2004年7月23日
 岡山県新見市

 念願かなって、やっと生きているアケビコノハに対面できました。
その名のとおり、まるでコノハのような姿をしています。
こんな場所にとまっていなければ誰も蛾とは気が付かないでしょう。

 (下の画像)2003年12月5日
 呉市


 呉市の中心部の駅前に落ちているところをみつけました。
これは翅の裏側から撮ったものですが、表側から見ると、まるで枯れ葉のようです。
裏側のこの鮮やかなオレンジ色とは対照的な地味な色合です。
 このガを撮っていた時、ちょうど朝の通勤時間帯でしたので、
OLのお姉さんや女子高校生に露骨に嫌そうな顔をされました(泣)
 次は山の中で、生きている状態のアケビコノハに会いたいものです。
 カクモンキシタバ

 2004年4月21日
 熊本県波野村


 これも斑紋の美しい開長6〜7cmの蛾です。褐色の濃淡で描かれた複雑な文様の造形美に心惹かれました。
 この状態では見えませんが、前翅を広げると後翅に黄色の美しい斑紋が見えます。
 ニセウンモンクチバ


 2004年6月6日
 島根県金城町


 褐色の濃淡の翅にまるで水滴を落としてできた滲みのような模様が点在しています。
変化に富んでいて、とても面白い模様に思わず目が釘付けになりました。
 蛾や蝶など昆虫の名前でよくニセとかモドキとか、名の付いているものがいますが、
昆虫にとってはいい迷惑のような気がします。
 シラフクチバ

 2004年6月29日
 山県郡戸河内町
 

 開長50ミリ程度の大きめのガです。褐色の濃淡の翅に白線様の模様が複雑で、面白いなぁと思いました。
 ノイバラ、シラカシ、ズミなどを食餌植物にしているそうです。
 後で画像をチェックしていて、、触角とは別に アンテナかキリンの角のような2本の突起があるのに気が付きました。
 いったいこれは何なのでしょう?
 フジロアツバ

 2004年6月6日
 広島県大朝町

 画像はフラッシュのせいで色が飛んでいますが、実物はもっと黒っぽい色をしていました。地味なガですが、黒地に白い小さな斑紋が細かく散っていて、じっくりと見るととても綺麗です。