シャクガ-8


 チャノウンモンエダシャク

 2005年6月17日
 広島県北広島町


 地味な色彩ながら、複雑な斑紋を持つ蛾です。
開長は20〜25mm程度、幼虫はブナ科、バラ科、ツバキ科の樹木を食餌植物としているそうです。
 ヒメウスアオシャク

 2005年6月17日
 広島県北広島町


 ヒメキウスアオシャクととてもよく似ているので、どちらだろうと迷いましたが、
前翅、後翅に見られる小白斑が無く、同じ場所に暗色の短条が見られるので、
ヒメウスキアオシャクではないかと思いました。
 開長は20mm程度、幼虫はカラマツ、ツツジ、テツカエデなどを食べます。 
 セスジナミシャク

 2005年6月17日
 広島県北広島町


 暗褐色の翅に白い帯筋が複雑に走っています。画像のような場所ではとても目だってしまいますが、
林に中なら目立ちにくいのではと思いました。
 開長は20〜25mm程度、幼虫はアケビの仲間を食餌植物としています。
 キシタエダシャク

 2005年6月19日
 三原市


 後翅が黄色なのでキシタの名前が付いています。
開長は40mm程度の中型のエダシャクで、幼虫はツツジ科の植物を食べて育ちます。
 マエキトビエダシャク

 2005年6月19日
 三原市


 茶褐色の地色に黄色い斑紋の目立つ蛾です。
大きさは開長30mm程度、幼虫はモチノキ科の樹木を食べて育ちます。
 イツスジエダシャク

 2005年8月1日
 長野県茅野市


 エダシャクの中でも特に難解なグループで、この辺の同定にはいつも悩さされてしまいます。
この蛾は高山に棲むエダシャクだそうで、この画像も標高1800m付近で撮りました。
 同定してくださった蛾LOVEさん、ありがとうございます。
 トラフツバメエダシャク

 2005年8月1日
 長野県茅野市

 雨上がりの山道で見つけたツバメエダシャクの仲間です。
以前北広島町で見つけた個体をトラフツバメエダシャクとしていましたが、そちらはクロミスジエダシャクのようです。
こうして両種を比較して初めて印象が全く違うことに気が付きました。
 ヒメシロフアオシャク

 2005年7月15日
 広島県北広島町


 シャクガの仲間でも緑色の翅を持つアオシャクの仲間はお気に入りのグループです。
 この蛾も緑の翅と複雑な斑紋が美しく、思わず目が釘付けになりました。
 シロシタオビエダシャク・雄
 
 2005年8月1日
 長野県茅野市


 この蛾も上のイツスジエダシャクと同じ場所で撮りました。ほとんど傷みの無い個体で、
薄墨の濃淡で描いた水墨画のような翅の斑紋は、うっとりするような美しさです。
これも高山に棲む蛾で、開長は40mm程度でした。
 ヒロオビオオエダシャク

 2005年7月23日
 広島県廿日市市


 薄暗い林の中、一杯いました。大きくてゆったり飛ぶ割には敏感で素早く、
追いかけるとあっという間に葉陰や木の幹の裏側に隠れてしまいます。
 追いかけて追いかけてやっと撮らせてもらった一枚です。
 開長は70mm程度もあり、飛ぶ姿は結構迫力でした。