シャチホコガ-1

 シャチホコガ

 2004年4月18日
 山口県防府市

 
 最初、この蛾を見たとき、2頭の蛾が重なってとまっているのかと思いました。
翅も体も肢もぼさぼさの毛に包まれた、ちょっと暑苦しそうな感じのする蛾です。
 クロエグリシャチホコ

 2004年4月30日
 広島県庄原市


 これもまるで木の皮のような蛾です。頭部に黄色の毛の部分があり、まるでパンクロッカーのモヒカンカットのようで、ユーモラスです。
 写真が不鮮明なので判りにくいのですが、背中にある瘤の様な突起は橙色がかった色をしています。
 ホソバネグロシャチホコ

 2006年10月13日
 広島県安芸郡


 前翅長23mm、ヒサカキを食事植物とするシャチホコガです。
 オオトビモンシャチホコ

 2003年11月7日
 山県郡戸河内町


 ふさふさとした毛に蔽われたガです。幼虫はクヌギやコナラを食餌植物としていて、時に大発生する事があるそうです。
 セダカシャチホコ

 2004年7月21日
 広島県庄原市


 この角度からでは判りにくいのですが、まるでパンクロッカーのモヒカン頭のような頭部と、地味な色合いながら美しい翅持つ蛾です。
 白い壁面では目だってしまいますが、林の中で出会ったら、きっと気付かずに通り過ぎてしまうかもしれません。
 タカオシャチホコ

 2004年7月22日
 岡山県新見市


 まるで、木肌のような複雑な斑紋、渋いこげ茶と金茶色の翅色が美しい蛾です。シャチホコガの仲間はこのように頭部や翅の背の部分に特徴のある毛束を持つものが多く、独特な風貌をしています。
 モンクロシャチホコ

 2004年8月21日
 広島県大朝町


 シャチホコガの仲間は擬態の素晴らしいものが多いですが、モンクロシャチホコは何に擬態しているのだろうと、いつも考えてしまいます。
まるで、プリミティブな仮面のようにも見えます。
 ツマキシャチホコ

 2004年7月22日
 蒜山高原


 これも、ずっと見てみたいと思っていた蛾のひとつです。
まるで、木の折れた小枝のような擬態は、すでに芸術の域に達しているのでは?と思うほどです。
 でも、ガラス窓にとまってしまうと、せっかくの擬態も台無しです(笑)
 ツマアカシャチホコ

 2004年4月21日
 熊本県波野村


 この蛾を見つけたとき、TODは枯葉が網戸にくっついているのだと思ったそうです。
 確かに見事な擬態ですが、仔細に観察すると前翅先の赤い斑紋が綺麗です。また、腹端にある毛束が妙に愛らしく感じました。
 セグロシャチホコ

 2003年10月13日
 山口市


 中国道の荷卸峠PAの看板にくっついていました。最初ちらっと見えたときには枯れ葉だと思いましたが、よくみると小さな小さな蛾でした。
 ポーズと形の面白さに惹かれてシャッターを押しました。