スズメガの仲間-1

 ホウジャク

 2002年7月18日
 呉市

 子どもの頃、ホウジャクを見て、ハチドリと思い込んでいたことがありました。
 「日本にもハチドリがいる!」と興奮していたのは、今となっては恥かしい思い出です。
 ヒメクロホウジャク

 2002年10月11日
 呉市

 ホバリングしながら、長い口吻を伸ばして蜜を吸う姿は、カッコイイと思います。
 1秒間にどれくらい羽ばたいているのでしょうか?
 ホシホウジャク

 2002年10月5日
 呉市

 このガの幼虫の食餌植物はヘクソカズラです。ヘクソカズラはその名のとおり、とても嫌な臭いがします。
 タデ食う虫も好き好きと言いますが、それを地で行っているなあと思います。
 オオスカシバ

 2002年10月9日
 呉市

 オオスカシバの翅はその名のとおり、透き通っていますが、羽化したばかりの時には緑色の鱗粉に覆われていて、翅が完全に乾くと、身体を震わせて、鱗粉を落とすそうです。
 その話を聞いて、一度その瞬間を見てみたいなあと思いました。
 トビイロスズメ

 2004年7月22日
 蒜山高原


 開長が100〜110ミリもある大型の蛾です。
 体色は黄土色から薄い茶色までの色彩で構成されていて、まるでジェット機のような体付きと共に、ちょっとお洒落な感じもします。
 ダイズやニセアカシヤ、クズなどマメ科の植物を食餌植物としていますので、農家の人からは嫌われてしまうかもしれません。
 コスズメ
 (スズメガ科)

 2002年


 スズメガの仲間はまるで戦闘機ステルスのようなスタイルをしています。
 幼虫はブドウ、ノブドウヤブガラシなどを食餌植物といていて、体の側面に目玉状の斑紋があります。腹端に角状の突起を持っています。
 ハネナガブドウスズメ

 2004年6月29日
 山県郡戸河内町

 早朝のコンビニエンスストアの窓ガラスに張り付いていました。
大喜びで撮っていたら、店に来ていたお客さんに変な目で見られてしまいました。
 ガを撮るようになって、こういうめによく遭います(泣)
まあ、嬉しそうに大きなガを撮る人間っていうのは、傍目に見てかなり変な人だろうとは思います。
※この蛾をブドウスズメとしておりましたが、Hさんよりご指摘いただき、ハネナガブドウスズメと判明いたしました。Hさんありがとうございます。
 クロスキバホウジャク

 2004年7月8日
 廿日市市


 我が家の周辺で見つけられなかった、ホウジャクの仲間をやっと見つけました。ちょうど、雄(下)が雌(上)に求愛中でした。翅を震わせながら必死に求愛していましたが、雌のほうは知らん振り。この後、雄は諦めて飛んで行ってしまいました。
 オオスカシバのような透き通った翅が魅力的ですが、こちらは赤紫の幅の広い縁取りがあります。スズメガの仲間はムクムクしていて、まるでヌイグルミのようです。

※「スキバホウジャク」としていましたが、(クロスキバホウジャク」とのご指摘をいただきました。
cucullia fanさん、ご教示ありがとうございます。
 ホソバスズメ

 2004年6月6日
 広島県大朝町

 
大きなガの多いスズメガの中でも大きなガだと思います。自宅周辺で見かけたことが無く、今回がはじめての対面でした。
 幼虫はヌルデなどのウルシ科の植物を食餌植物とするそうですが、どれほど大きな幼虫なのだろうと、ちょっと興味があります。
 エゾシモフリスズメ

 2004年6月6日
 広島県大朝町

 これも開長10cm以上ある大型のスズメガの仲間です。とても綺麗な蛾で、昆虫というよりはなにか小さな哺乳類のような気さえします。
 ついつい手に乗せていたら、通りかかった中学生くらいの女の子に露骨に嫌な顔をされました。
 ※この個体をシモフリスズメとしてきましたが、斑紋の特徴などから、エゾシモフリスズメと訂正させていただきます。

※同定に際して『三重蝶友会』・ヘテロ♪さん、及び『相模之国自然スケッチ』・一寸野虫さん、
『みんなで作る日本産蛾図鑑』さんにご教示ご助言いただきました。誠にありがとうございます。

当方全くの素人ですので、同定ミスなどございましたら、ご指摘、ご教示いただければ幸いです。