ドクガ科-1

 ドクガあるいはトラサンドクガ
 (ドクガ科)

 2004年4月20日
 熊本県阿蘇


 ギンイチモンジセセリを観察していて、見つけました。ドクガかと思いましたが、帯状班が見られないのと、草原性ということで?の状態です。
  トラサンドクガではないかというご意見をいただきましたが、詳しい方に拠ると色にやや違和感があるとの事です。

※この蛾の正体については現在問い合わせ中です。
 キドクガ
 (ドクガ科)

 2004年6月10日
 広島県戸河内町

 幼虫の時代も、成虫になっても毒針毛を持つ有毒のガです。
毒の毛針に触れると皮膚炎を起こすそうで、この毒の毛針はガの体から抜け落ちた後も毒を持ち続けるので厄介です。
 ゴマリフドクガ
 (ドクガ科)

 2004年4月18日
 山口県防府市


 自販機にとまっていた開長3cmほどの蛾です。なんとなくドクガの仲間っぽいなぁと思いながら撮影しました。
 家に戻って調べてみると、やはりドクガの仲間でした。
 
 リンゴドクガ (画像上 雄、画像下 雌)
(ドクガ科)

 
(画像上)2003年5月29日 豊田郡川尻町
 (画像下)2005年7月     広島県安芸太田市

 成虫は白と茶褐色のやや地味ないでたちですが、幼虫は緑がかった黄色の長い毛に蔽われていて、淡いオレンジ色の毛束が一房あります。
 ドクガ科のガですが、成虫には毒が無いそうですが、ちょっと触る気にはなれません。 
 アカヒゲドクガ

 2005年5月15日
 広島県廿日市市


 背の部分の二つの黒斑と、前翅前縁の黒斑の目立つ蛾です。
ドクガの多くの種類と同じく毛がふさふさとした前肢を前に付き出すように揃えてとまっていました。
 幼虫はコナラ、アラカシ、クヌギ、クリなどを食べて育ちます。
 ドクガの仲間ですが、毒があるのかどうかは不明です。
 ヒメシロモンドクガ

 2005年5月19日
 広島県廿日市市


 成虫はこのように非常に地味な感じの蛾ですが、幼虫は黒地にオレンジのラインと白い毛束を持っていて、カラフルというかファッショナブルな装いをしています。
幼虫の刺毛には毒が無いと言いますが、肌の弱い人はカブレに要注意だそうです。
 食樹はサクラ、ウメ、リンゴ、クワ、ポプラ、プラタナスなど。
 シロオビドクガ (上・雄 下・雌)

 2005年6月17日
 広島県北広島町


 雄は開長45〜65mm、雌は55〜80もあるドクガの仲間の中では大きな蛾です。特に雌は大型で翅翅の白帯の形が面白く、いつかお会いしたい蛾のひとつです。 
 モンシロドクガ

 2005年6月17日
 広島県北広島町

 頭部や脚にふさふさとした長い毛を持つ綺麗な蛾です。
幼虫はバラ科やブナ科の植物を食べて育ちます。
 マメドクガ・雄

 2005年6月28日
 広島県庄原市


 大きなくし型の触角がまるでウサギの耳のようでとても可愛いらしい顔をしています。
 翌週同じ場所で別の個体を見ましたが、同じ種とは思えないくらい斑紋に違いがありました。 個体差の大きな蛾なのかもしれないと思いました。
 ノンネマイマイ

 2005年7月5日
 広島県北広島町


 白地に黒い斑紋が美しい紋様を描いている印象的な蛾です。
ちょうど、発生の時期に出くわしたようで、ここではたくさんの個体が見られました。
ブナ属やコナラ属の植物を食樹としているようで、ブナ類の多いこの地域で見られるのは大いに納得でした。